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お盆休み。『何もしてない自分がちょっと不安』そんな人へ届けたい。私の離職期間について。

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この記事の投稿者なおちー

マスターキー広報。ありのままを発信しようと日々奮闘中。

お盆休み。
どこかへ出かけるわけでもなく、誰かと会うでもなく、気づけば昼過ぎに起きて、SNS見て、ごはん食べて、またダラダラ…。

「え、私このままで大丈夫…?」

なんて、不意に不安になる時間、ありませんか?

私も、ありました。
というか、めちゃくちゃありました。今でもあります。

そんなあなたに届けばいいな、という気持ちを込めて、私の話をしますね。赤裸々すぎて恥ずかしいですが…笑


人生ではじめて自分が嫌いになる。

私がマスターキーに入る前、実は離職期間が半年ほどあります。
前職では、学校事務として【新卒の就職支援→教員の履修組み、定期試験実施→新システム導入の主担当】…と、たくさんの仕事を任せてもらい、(自分で言うのもアレですが)まわりからの信頼されていたと思います。

当時は20代前半。そんな折、ふと思ったんです。

「あれっ?私がここで残業を頑張ったとして、その先に幸せは待っているのか?」
「私は何のために仕事にがむしゃらになっているんだろう?」

頭の中でぐるぐる考えるうちに、仕事が手につかなくなり、休職。
復帰はしたものの、わずか3日で退職。

ーー私を信頼して仕事を与えてくれた上司にも、心配の目を向けてくれた同期・後輩にも申し訳なくて。そんな自分が嫌で。

あんまりネガティブなことは言いたくないですが、今振り返ってみると、人生で一番落ちていた時期だったと思います。


半年間の、ぽっかり空いた時間。

仕事を辞めて、「さて、これから何しよう」と思ったものの、やりたいことが特にあるわけでもなく、求人サイトを開いては閉じ、開いては閉じ…。転職エージェントからかかってくる電話も、やがて無視するように。

周りの人がちゃんと働いているのをSNSで見るたびに、焦りだけが募っていきました。

「こんなに何もしていなくていいのかな」
「そろそろちゃんとしなきゃ」

でも不思議なことに、そう思えば思うほど、何もできなくなっていく。
とりあえず40社くらい経歴書を送ってみたものの、半分以上が書類選考落ち。
「自分って働く価値、あるのかな?」と、また気が滅入る。


私、根はポジティブ人間です。

「もう一旦何も考えずにリフレッシュしよう!」と思い、ひとりで2週間ほど、北海道~東北を旅行したり、地域密着で活動される方や自分の好きを生業にしている方、そんな考えにも触れたりと、会社員から離れた価値観と沢山巡り合いました。

離職期間が長引くのに反比例して、貯金が減っていく。そんな中で気づいたのは「自分の頑張りがお金になって、稼いだお金で、自分が自分を好きであれる選択肢を持ち続けたい」想いが強くなっているということ。

稼ぐのであれば営業だ。ヒトが好きだから人材系に進もう。

そう仕切りなおす決心がついたのが、お盆休みでした。


出逢う。

営業未経験ゆえに、転職活動でも散々落ちて、「何がいけなかったんだろう?」と内省。多いときは一日に4社面接したこともあります。

その中で受けた、マスターキーの面接。

言語化するのは難しいけれど「ピン」ときたんです。当時は一次面接が社長だったのですが、「この会社なら、何者かになれる。ここで内定が出たら、飛び込んでみよう!」と、背中を押された気がして。

あれから数年経ちますが、あのときの決断は大正解だったと当時の自分を褒めたいです。
悩みもがいた日々が全て、仕事に活きています。


「何もしない時間」って、実は大事。

今、振り返って思うのは、あの何もしていない時間こそが、私には必要だったってことです。

誰にも急かされず、人と比べようとせず、
自分の頭で「ほんとにこれでいいの?」って問い直せる時間。

「本当はどう働きたいんだろう」
「自分にとってのいい会社って何だろう」
――そうやってゆっくり考えることで、ようやく今の道が見えてきました。

営業を離れて戦略人事となった今でも、貪欲に「私しかできない仕事」を追い求めるのが楽しい、そんな日々です。

採用面接をする時。私は「なぜブランクのあるのか?」ではなく「ブランク期間をどう過ごしたか?」が大事だと思っています。もしマスターキーの面接を受ける際は、どうかありのままを話してほしいなと、思っています。


お盆休み、何もしてないあなたへ。

「お盆、何してた?」って聞かれて、
「いや、特に何も…」ってちょっと気まずくなる気持ち、わかります。

でも、大丈夫。

休み方にもいろんな形があるし、
何もしていないようで、あなたの頭や心はちゃんと動いています。

やがて、「これだ!」って思える選択肢に出会うときが、きっと来ます。

それまでは、自分を急かさず、責めないこと。

その選択肢の中にマスターキーが入っていれば幸いです。


この記事はお盆前に作成しました。
が、メンバーに読まれるのが恥ずかしいので、お盆期間にしれっと予約投稿してみました。笑

今日、この記事を読んでくださっているあなたが少しでも「読んでよかったな」って気持ちになれていたらな嬉しいな。と思いながら、今頃私は実家で、『寝正月』ならぬ『寝お盆』を過ごしていることでしょう。

▲離職期間中にひとりで訪れた、日本最北端の地。

オホーツク海を見て「自分の悩みは何てちっぽけなんだろう、自分は可能性に満ちている!!」
と、感動したのを覚えています。若い。笑